これは2009年に書いた記事です。2009年の本文を、リンクや装飾などを整理して残し、末尾に2026年の追記を付けました。
2009年の本文
Pronuncian – American English Pronunciation
アメリカで使われている標準的な英語の発音、イントネーションが学べます。Podcast以外にも発音に関して役立つ情報が満載なので、ぜひぜひ訪れてみてください。
各エピソードに英文スクリプトが付いているので、音声ファイルを聴く時間が無い方は、読むだけでも勉強になると思います。
「#5: The American English r sound and l sound」——ちゃんとLとRの発音の違いを扱うエピソードもあります。日本人は世界でも特別にLとRの発音が苦手な民族のようですね。
一話が5分〜15分とお手軽に聴けます。英語はゆっくり目の話のスピードで、先生の発音は抜群に良いので、初心者の方におすすめします!
2026年の追記
まだ残っていた
この記事を書き直すにあたって、まず確認したことがある。
Pronuncianのサイトは、今もある。発音Podcastのアーカイブは221回まで公開されていて、無料で聴ける。ただし更新自体は2016年で止まっているようだ。
2009年に私が聴いていたのは、番号でいえば50本目くらいのはずだ。その後10年近く続いて、そこで終わって、それからさらに10年、消されずに置いてある。
当時このブログで紹介したPodcastは50本以上あるが、その多くはもう見つからない。リンクは切れ、番組は消えている。そのなかで、発音の番組だけが残っていた。
エピソードのタイトルを眺めると、扱っているのは基礎的なことばかりだ。/n/と/l/はどのくらい似ているか、’salmon’のlはなぜ黙るのか、’have to’がどう’hafta’になるか。
流行りの話題がない。だから、更新が止まっていても古びない。残っている理由は、たぶんそこにある。
発音の情報は、この17年で爆発的に増えた
一方で、状況はまるで変わった。
2009年に発音を学ぼうと思ったら、本を買うかPodcastを聴くかだった。私自身、発音の本を数冊やって、このPodcastを聴いた。それが選択肢のほぼ全部だった。
今は違う。YouTubeを開けば、口の中の断面図を見せながら説明してくれる動画がいくらでもある。AIに発音を聞くこともできるし、自分の発音を録音して判定させることもできる。
選択肢は増えた。ただ、増えたぶん選ぶのが難しくなった、という面もある気がする。
それでも「自分で発音してみる」ところは変わらない
17年前にこの記事を書いた自分が、もし今の環境を見たらどう思うだろうか。
たぶん、羨ましがると思う。同時に、道具が増えても結局やることは同じだ、とも言うだろう。
音を聞く。真似して口を動かす。違いを確かめる。これを繰り返す。ここは動画でもAIでもPodcastでも変わらない。むしろ道具が増えたぶん、聞いただけで分かった気になりやすくなったかもしれない。
私が2009年に「自分で発音できない音は聴き取れない」と書いたのは、この作業をやったからだった。読んだからでも聴いたからでもなく、口を動かしたからだ。
今なら何を使うか
これから発音をやり直すつもりでいるが、何を使うかはまだ決めていない。
Pronuncianは今でも通用すると思う。スクリプト付きで、1話5分から15分。通勤中に聴ける長さだ。ただ17年前と違って、今の自分は初心者ではない。同じ教材が同じように効くかは分からない。
それでも、17年前に世話になった番組が、まだそこにある。それだけでも、久しぶりに聴いてみようかという気持ちにはなっている。